平日の昼間、社会人があくせく働くべきこの時間に、さして発展しているでもないような町のとある歩道橋の上から人々を見下ろしてみたい、というのが最近の夢である。
目に見えるもの全ての人の、今過ごしている時間を見てみたい。
あのスーツ姿の男はこれからどんな仕事をするのか。
そこのばあちゃんはこれから一体、どこへ行こうとしているのか。
あの高校生は学校とプライベートで2面性を有してはいまいか。
もうこれを考えただけでワクワクしてきやがる。
この、ただ眺めるだけの神様視点にオレはどうしようもない憧れを抱いている。
逆に言えば、オレはそういう人間らしいことを一切合財なくてしまいたいのかも。
でも、まだ神様的存在になれる兆候が見られないオレとしては、まず午前中に起床するという果てしなき難題に挑まねばならず、道のりはまだまだ遠いと思わざるを得ないのである。
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