2010/08/23

記憶と記録。

毎日毎日書ききれないほど記録に残したいことがあるのにそれを残している時間もないほどに次々と新しいことが降ってくるし見つけてしまう。これらを一々記 録している暇を見つけずにそのうちオレの記憶から抜け落ちてしまっている現状は中々に虚しいと思う。恐らく将来のオレがこの期間、この最も記憶にあふれた 時代を思い起こすとザルで水をすくうように希薄なものになってしまうんじゃないかという考えが時々頭をかすめる。だが逐一記録したとして、言葉だけで当時 の風景まで思い起こされるほど文才のあるわけでもなし。それは完全な再現ではないただの徒労かもしれないだろう。記録を言葉で残したなら、その行間にこそ 無限の当時が残されている。オレが生きた当時のことは当時のオレにしか全ては伝わらん。今ってのは大事なのだ。それはその時にしか感じ取れんものだ。だが 全てを感じ取れるのだ。思い出すときはザルでもよいのだ。そのときの今が大事ならば。願わくは今しか認めぬ向上心を。行間の無限にオレ生きる。もう寝る。

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