2015/06/10

憲法学者の違憲判断はまあ妥当かもしれない。
国家として当然の権利とは言われるが、平和を当たりに享受する日本人にとって集団的自衛権は専守防衛という観点から逸脱するところではあると思う。まずは外国にいる自国民防衛のため、自衛活動の範囲を広げることに注力し、いま少し時間をかけて憲法改正への世論を作るのが妥当。

全会一致で違憲判断が出たということは推薦した政党の思惑関係無しに議論がなされた証拠でもある。自民党政権としては極めて痛いものになったが、手続きについては民主主義として評価できるものだと思う。合憲判断が出されても、不当な圧力や不正な方法であると思われる方がむしろ長期的な状況としてはまずいことだろう。

梯子を外された状況を嘲笑する人間がいるようだが、無視すればよい。
彼らの視点では日本は広すぎる。

反対意見があることが民主主義であり、公平かつ誠実な議論である。今後も誠実に議論を進めることを期待したい。


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