ネットはただのクラウドインテリジェンスであって、浅いながらも多くの人間と交流がたえず、世に発信する能力がある人間は基本的には相手にしないほうが良い。
実際、相手にしていないだろう。
このクラウドインテリジェンスがマイナスに働く状態は、大抵は個別の要素(ネット「住人」)の境遇がみじめで余裕がないものであるから他人を許すことができず、その感情だけがクラウド化して大規模なものになるだけだ。こういったクラウドの要素に成り下がることは最も人間として不健全な状態である。
ネットの悪口雑言に乗せられて感情が揺れ動く場合は自分の社会的交流関係が希薄になっていることを疑ったほうがいい。そして現状を打破するために考えるべきだ。ネットでは他人の意見よりも情報を集めるべきだ。
社会性の高低は個人として当然受け入れられるべきだが、ネット以外に相談相手が二人以上いないレベルでは、生きていくうえで何も得することはないからだ。
しかし、理想としたい自分像が定まっていなければここからの脱却は難しい。
なんでもいい、一日5キロあるくでもいい、バク転できるようになるでもいい。
現実世界に目標を持つべきだ。実行して恥をかくことをためらってはならない。
笑われても取り乱す必要はない。そもそも笑われないレベルにいないのだから当然なのだ。
自分がどういう人間で、だからどうしたいのか、どうなりたいのかを相手に直接伝えれば何度もの失敗の上に必ず理解者が現れる。口下手にはよい話題にもなる。ただし、この話題は相手一人につき一度だけだ。
それ以上はくどい人間になる。
しかし相手からの申し出でも決して協力を仰いではならない。
自分ができない・わからないことがはっきりしていれば、こちらから依頼したらよいのだ。
たとえ嬉しい申し出であっても、他人に借りを作ってはならない。
いい歳して交流に慣れていない人間が積極的に話しかけられることなどないと思え。
そうやってようやくネットに張り付くことから脱却できるのではないだろうか。
ネットは楽しい。エロが満載だ。ゲーム実況など一日中見ていられる。
筆者も実にそう思うが、偏ってはいけないということを知っておくべきなのだ。
特に、頭を使わず、考えなくてもいい状態に「ハマる」のが大好きな日本人だからこそ、それを理解するべきだ。
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