スマートフォンで「高画質」を謳い文句にしているものがあるけれども、スマートフォンで高画質を追求する意味が分からない。
これは想像だが、ケータイである以上、本体を大きくしようがないのに、解像度だけ向上した結果、より細かいピクセルピッチになるのだろうけども、誰がそれを求めているのだろうか。それに発色の違いを気にしてスマートフォンを決めているユーザーが一体どの程度いるのだろう。その結果、バッテリーの消耗が増えてケータイとしても役に立たない動作時間のシロモノができそうなんだけれども、大丈夫なんだろうか。
そして最も意味不明なのがそのような似たりよったりの機能で、デザインだけを変えた機種ばかりを前面に出して売ろうとしているところである。iPhoneのようなシンプルな見た目の機種が最も売れている時点でデザインを変えただけの「機種」なんぞに意味があるのだろうか。
なぜiPhoneが売れるのか考えているのだろうか。個人的にはそれは多くの人が迷わずに操作できる洗練された使いやすさと、iTunes+クラウドコンピューティングによる統合されたデータ管理方法が確立しているからであると考えている。これが汎用性を高め、様々なユーザー層を取り込むことができる、という感じか。
携帯電話だけ作って満足している 場合ではない。思い切ってiTunesやiGoogle等でデータを統合管理できるような機種を出すのがスマートなやり方である。ハードウェアとソフトウェア両面からの提案が必要である。Appleはその両方の経験を存分に生かしている。
20120722 追記:
しまった。この記述はApple公式ページのものとと全く同じだった。
ステマチックになってしまったが、上記の内容は事実だと思う。
あるいは最低限の機能+特定の状況に特化した機能を付けるのはいいかもしれない。
例えば
ビジネスでは大容量記憶装置とバックアップ機能、電子決済、音声による予定管理
アウトドアでは防水防塵耐衝撃、ソーラーパネル、大容量のバッテリーと一瞬で立ち上がるデジカメ、 GPSログなど、マップ周りを充実させる
ゲームでは描像性能の向上と他の携帯ゲーム機との連携
これらも将来性を考えるならデータ管理等のソフトウェア面の充実が必要なのは明らかである。漫然と携帯電話を作っているだけの企業はそのうち消えることになるだろう。
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