2014/08/05

サイレントマジョリティーには意見を持たない浮遊層が多いと思うが、対立意見の両サイドに失望して声を出すのも馬鹿げていると考えている独自思考という層もいると考えてよいかもしれない。




両極端で、互いの主張の根拠に理解の意思も示さずに言いたいことだけ言って相手を駆逐したいだけの連中など、信ずるに値しないということはもう何度も言ってきた。「子供を守ろう」と言って憚らない自己欺瞞に満ちたブログサイト、「在日朝鮮人排斥」を叫ぶ引き蘢りばかりのアジテートサイト、いずれのコメント欄にも的を射た反対意見を書いた人間への感情的で頓珍漢な攻撃振りを見るとアホらしくなる。効果的な反論など碌にできちゃいない。彼らの持つ根拠はメディアから提供される情報のうちのごく表面的な一次的な情報のなかでさらに自分の都合のいいものだけを選りすぐったものだ。自分の目と足と頭で確かめたものは非常に少ない。例えば実態は知らないにも拘らず、政府の出す情報は信用できないと言っておきながら自らの根拠であるメディアの情報は無批判に受け入れている。
日本をよい国にしようという標榜は掲げているものの、その言葉の定義・目的・具体的な戦略については皆無である。つまり、日本をよい国にしようという目標など持っていない、ただ徒党を組んで自分たちの要求を無条件に世の中に受け入れさせればそれでよいのではなかろうか。その先は彼らの主張からは何も見えてこないのだし。
なんだかいじめの構図に似ているね。

また、彼らには危険なものや嫌いなものに蓋をするか排除する意外の答えはないらしい。そういった連中の方がプロパガンダに利用しやすいので、一部の人間には好都合だと思うのだが、分かっているのだろうか。

結局、フェアに物事を考えることができる人間になることが重要だ。自分の間違いや互いに認識の違いを埋める努力無しに何をやっても健全な社会など生まれるわけがない。まずは日本をどうしたいのかを自然環境、外交、産業、科学、技術、教育などもっと広い視野で考えるべきだ。そして、世の中の複雑さに目を回すのが良い。
そこで軸を定めて、実践できる人ならば、官僚や政治家になるべきだと思う。そういう人は掛け値無しに応援したい人だ。

0 件のコメント: